なぜ間違えたのか㊾
第四十九弾!
今回は、「連想のワナ」
~なぜ、悪い知らせだけを伝えるべきなのか?~
パブロフの犬
私も知っていました。
ベルの音と唾液の分泌が結び付けられるというものです。
われわれ人間は、経験から危険を察知しなければならない。だから、ある出来事がおこった後に頻繁に起こる出来事は関連がなくても結びつけてしまうそうだ。
ジンクスにも似ている。
本書にも出てくるが、勝負パンツをはいていれば、物事がうまくいくという思い込みもここにある。
私は個人的に、良いジンクスを信じているときの気持ちの持ち方にポイントがあると考えている。
適度な緊張感と安心感は、良い結果をもたらす。
これは、心理的な実験結果も裏付けられている。
「君たちは成績が良くなる」と告げられた生徒たちは、必ず成績が上がる。
逆に、
「君たちは成績が悪くなる」と告げられた生徒たちは、必ず成績が下がる。
無作為に中質しても同じ結果になる。
CEOは、悪い知らせを嫌う傾向があり、悪い報告をしてきた社員を排除してしまう。悪い知らせと、知らせた人を関連付けてしまうからだそうだ。
分かっている人は、悪い知らせを持ってくるように促す。
思い当たる節がある。
悪い報告を上司にするのがとても億劫だったことを思い出す。小さかったなぁ その人も自分も(笑)
でも、それが反面教師になった。
部下が悪い結果を持ってきたとき、それは自分の事(責任)だと考えると、なぜそうなったのかを検証することが出来る。
考えられることを話し合って改善することが出来る。うまくいったら一緒に喜ぶ。それがいいと思う。