なぜ間違えたのか⑪
第十一弾!
今回は「イメージのワナ」というお話
~なぜ「違う町の地図」でも ないよりましなのか?~
私たちは、自分が思いつく単純な実例を手がかりにイメージを作り上げている。なぜなら、想像しやすいというだけの理由で、現実の世界では頻繁に起こらないことを思い浮かべ、それが現実であると信じているからだ。
危険だなと思い浮かべるのは、自動車事故や飛行機事故だが、実際には、うつ病になるリスクのほうが高い。
事故の中でも飛行機事故よりも自動車事故のほうがはるかに高い。
だが、自動車のほうが飛行機よりも危険と思っている人はどれだけいるだろうか?
別の本で、事故のリスクについて読んだことがある。
日本では、自動車事故で死亡する人が、年間で4000~5000人だから、確率にすると1年間での自動車事故死率は、
0.004%
25000年ぐらい生きれば、みんな自動車事故で死ぬかもね(笑)
飛行機事故死者数は年平均700人程度(世界)
70億人だから、1年間の飛行機事故死率は、
0.00001%
何年生きると飛行機事故に合うか?
10000000年 一千万年ですな(笑)
では、うつ病になるリスクは?
10~15人に1人だから、
6.7%
比較にならないぐらい、事故よりもはるかに確率は高いですね。確率ついでに宝くじで1億円以上が当選する確率も調べてみましょうか?
1千万ユニットで1本の1億円ですので、
0.00001%です。 そう、飛行機事故で死亡する確率と同じ。
宝くじのほうがいいですね(笑)
心配も期待もしなくていいレベルです。。。
私は、数学科出身ということもあり、ギャンブルはするつもりはありません。経験としてしてみたことはありますがΣ(゚д゚lll)
ということで、イメージしやすいことを判断材料にしてはいけないという事です。気を付けなければね。