海賊とよばれた男
百田尚樹 著
読んでからしばらくたちますが、もう一度読みたい本の中の一つです。
推奨図書的に、興味がある人たちには積極的に薦めている。
物語は、敗戦直後から始まる。そして、過去に戻って状況の理解が出来るようになる。その時々のエピソードが続く。
戦争の悲惨さも描かれている。
百田尚樹さんと言えば、「永遠の0」で作家デビューして、今や売れっ子作家さんになっている。
「永遠の0」誕生エピソードは、「戦争と平和」の本の中で語られていてとても興味深いので、興味がある方はぜひ読まれてみてください。
趣味が読書と言えば聞こえがいいかもしれませんが、私の中では、情報を得る手段の中の一つという位置づけかと思っています。
Youtubeもよく見ますし(笑)
確かに、ネットでは信ぴょう性が怪しい情報も少なからずあります。また、変な方向にもっていくようなチャンネルもあります(笑)
さて、本を薦めるときには、その理由があります。なければ薦めませんね(笑)
百田尚樹さんが、この本を書かれた理由(テーマ)があると思うのですが、推測してみました。
・人生とは何か? 一つの生き方
・信念、志
・仲間
・戦争
この本を読んでから時間がたちますが、いまだにすぐに思い出すエピソードがいくつかあります。
・石炭の時代に石油がメインになることを感じた先見性
・オイル調合の研究に没頭して得たこと
・次の展開をイメージする想像力
・信念から発せられる言動に、周りの仲間たちがより強くなっていく
・晩年に自分がしたかったことが少し出来るようになり喜べるが、何よりも仲間を大切にする気持ち、喜びの方が大きい
ちなみに、先日ブームになった将棋の藤井聡太四段が一番好きな本は、「海賊とよばれた男」と言ってました。
彼とはきっと気が合うだろうなと思いました(笑)
良い本との出会いは、素晴らしい人との出会いと重なるものがありますね。