アドラー心理学
アルフレッドアドラー
オーストリアの心理学者です。ユング、フロイトに並んで、三大心理学者と言われている人です。私は、大人になってから知ることになりました。
きっかけは、困った上司がいて、いつも悩まされていましたので、どういう心理なのかを知りたかったのです。学生時代に、教育心理を学んでから心理学には個人的に興味があり、いろいろな心理学の本を読んでいましたが、アドラーに出会って劇的に心理学に対する考え方が変わりました。
さっと本棚から取り出しただけで4冊ありました(笑)
本の整理が出来なかったのは反省です。すいません。他にも精神外科医の方が書かれた心理学の本も大変参考になりました。世の中には、関わらないほうが良い人が確実に存在するということもよくわかりました。実体験を通じて。。。
指導にもとても役に立ちました。アドラーを知る前から指導方針は、基本生徒のやる気を重視していましたが、うまく教えること、理解させることという意識は強くありました。ただ、どんなにこちらが頑張っても越えられない壁のようなものがありました。
アドラー心理学を知ってからは、生徒に限らず、大人でも接し方、考え方自体が変われば、相手も変わるということがよくわかりました。
例えば、宿題を面倒がる生徒がいるとします(実際いますが)。そういう生徒には、「宿題だからしなさい。」とは言わず、「宿題をするかしないかは自分で決めたらよいです。ただ、どちらの選択をしてもその結果責任はあなた自身のものですから。」と言うようになりました。
アドラー心理学でいうところの「課題の分離」ですね。アドラー心理学の基本になります。ただ、指導する側ですから、宿題の内容については、研究を重ねなければなりません。そこは、別途私自身も学習しました。
科目にもよりますし、生徒の習熟度にもよります。集団授業の場合は、宿題を出した場合、次の指導の時に、確認テストをして生徒の定着度を見ます。クラスによって習熟度が違いますので、問題ごとにレベル設定をする必要があります。そこは、講師の力量だと考えています。生徒の目標としているレベルに到達するための計画を立てていますので、ずれが生じた場合は、生徒に聞いてみます。
テストの出来が悪くても、私は基本怒りませんので、生徒も正直に話してくれます。テスト結果が悪かった生徒(大人もですが笑)は、まずこういいます。
「テスト準備が十分でなかった。」と。
「じゃあ、どうしたらいいと思う?」と聞き返すことで、生徒も大人も少しずつ考えられるようになります。そもそも何のために学習しているのか、どのレベルになりたいのかがわかれば、自主的に行動できるようになります。
アドラー心理学 大人も子どもも知っておいて決して損はない、むしろ、多くの得をします。